発 病 〜 診 断



        2003年、秋、娘が2歳半の頃です。
       ある時から、せき、鼻水などの風邪症状はありませんが、微熱が続くようになりました。
        次第に顔色も悪くなり、疲れやすくなってきました。
        すっきりしない状態が続く中、いつも愛読している育児の本(育児の百科/松田道雄著)の
       白血病のページには、とてもよく似た症状が書かれていたので、少し嫌〜な感じがしていました。
        一度、血液検査をしてもらおうと思っていた矢先、39℃の発熱があったのをきっかけに、
       大きな病院を受診しました。
        血液検査の結果にはやはり異常がみられ、血液の病気が疑われるとのこと、そのまま
       入院となりました。
        その日の午後に骨髄検査(マルク)を受け、急性リンパ性白血病であるとの診断を受けました。
        発病したことは、とても残念で、不運で、悲しい出来事でしたが、そんな中、幸いだったことが
       二つありました。
        一つは、受診した病院の小児科には、血液の世界では有名な専門の医師がおられ、
       二日間にわたり、とてもわかりやすい、納得のいく説明を受けることができたこと。
        主治医は別の医師でしたが、きちんと連携がとれていたので、終始安心して治療を受ける
       ことが出来ました。
        もう一つは、数ある白血病のタイプの中では最も治りやすいとされるタイプであるだろうとの
       診断を聞けたことです。

              
                                             

          
              白血病とは  

    白血病とは、血液細胞のガンで、骨髄の中から始まります。
   血液細胞(大きく分けると、赤血球・白血球・血小板)は、骨髄にある、
   造血幹細胞が増えることでつくられますが、この造血幹細胞が
   各血液細胞に育っていく段階のいずれかで、ガン化を起こすと、
   骨髄中は、白血病細胞(芽球:成熟しない白血球)だらけになって
   しまい、正常な骨髄機能は阻害されてしまいます。
    その結果、赤血球がつくられなくなると、貧血が起こり、正常な
   白血球が減少すると、病原菌に対する抵抗力が弱まり、感染症に
   かかりやすくなり、血小板が減少すると出血がみられるようになります。
    また、白血病細胞は、血液にのって、体中に拡がるので、リンパ節や
   肝臓、脾臓などでも増殖を始めるようになります。
    白血病には、色々な種類がありますが、小児に最も多いのが、
   にこ@の発病した、急性リンパ性白血病(ALL)だといわれています。

 



        小児白血病をうたがう時  

 白血病の症状は、いたって漠然としているのと、白血病という
 病気がめったにないのとで、かなりすすんでからでないと発見
 されない。
 はじめの症状といえば、顔色がわるい、食欲がない、ふきげんに
 なる、腹が痛い、疲れやすい、微熱があるといったものである。
 子どもの白血病の一番多い1歳から5歳のころは、そういう症状は
 よくあることで、それだけでは血液像の検査を思いつかない。
 首のリンパ節がはれてくるとか、歯ぐきから出血するとか、鼻血が
 出るとか(健康な幼児にもよくある)、皮下に出血してくるとか、
 脾臓がはれるとかで、はじめて白血病を疑うことになる。


           育児の百科/松田道雄著  
p.800より引用


にこ@ 初診時血液検査結果  
検査項目 結 果 正 常 値
WBC 3.7    4.0-8.0x1000/μl
Hgb 7.8    11.5-15.0g/dl
PLT 29.0    150-350x1000/μl
GOT 35    5-25 IU/l
GPT 11    5-20 IU/l
LDH 566    101-230 IU/l


                                   


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